❤。。生活をデザインするマネーとココロのお話。。

2013年12月9日月曜日

生涯医療費

お伺いいたします

『あなたが命に関わる手術を受けるとして、
医師の説明がどちらの方の手術を受けますか?』

A: 95%の確率で成功し助かる
B: 20人中1人は失敗し亡くなる


「成功し助かる」 のワードが入ったAを選ばれましたか?

・・・・・・・・・・・・・

お氣づきになりましたね☆(ゝ。∂)
実は、AもBも成功する確率は一緒なんです
(B:5%の人は失敗し亡くなる)

同じことを言い方を変えることによって 受け取る印象・選択が変化する
これを 経済学では
フレーミング効果というそうです
問題や質問の提示のされ方に心理的影響がはたらき
意思決定が変化してしまうこと

前向きな言葉を使うって 患者さんの治療意識を高める効果が
あるってことですよね(^^)


コレね
NHKで放送されている 『オイコノミア』という番組で 
大阪大学特別教授・社会経済研究教授の大竹文雄さんがお話されてたんです

ピースというお笑いコンビの又吉くんが出演してる経済情報番組です
文学的なオープニングが好きです あたくし
 
又吉くんも 先ほどの質問 Aを選んでました
 
大竹先生って わかりやすくて面白くって愛嬌あって好きなんです(^^)
解説に大竹先生が出演される回は録画しちゃいます

今回は 大竹先生の恩師でもあられる
長いですょ肩書き 氣合い入れて入力しましたょ
国立社会保障・人口問題研究所所長、京都大学大学院名誉教授
医療経済学の草分け 医療経済学会初代会長の 西村周三先生を
お迎えしての 『もしも病気になったら・・・(前編)』 11月放送分の回を
主にご紹介させていただきます
 
 
人生の三大支出といわれる 住宅・教育・老後
 
住宅 およそ3,739万円
     [出所:住宅支援機構 平成19年度フラット35利用者調査]
教育 およそ550万円(※幼小中高すべて公立の場合)~1,625万円(同私立)
老後 およそ2,880万円(※60歳~80歳までの1人あたりの生活費)
     [出所:総務省 平成19年家計調査]
 
この三大支出に追いつく勢いで増えてきているのが医療費なのだそうです
 
日本人の生涯にかかる医療費は およそ2,400万円
これは 窓口で払う自己負担金と健康保険で支払われる金額の合計です

国民全体の医療費は 平成元年では 19.7兆円、
それが 平成22年では 37.4兆円! (厚生労働省発表)
20年間で倍に増大しているのだそうですよ!
理由のひとつは、少子高齢化
そして 医療先進国ならではの理由、
新しい医療技術や新薬の開発
医療革新はお金がかかるため国民医療費の膨大な増加に拍車をかけている
のだそうです(>_<)

医療費の主な財源(厚生労働省 平成20年)は、
税金 13兆円
被保険者の保険料 10兆円
事業主の保険料 7兆円
患者負担 5兆円

増大する医療費は国の財政を圧迫し 働く世代の負担を増やすことにもなります

現在、世代間の所得のバランスが問題視されていて
若い世代は雇用問題がある、高齢者の方がお金を持っているのではないか、
ということで世代間の負担格差を減らすための対策のひとつとして
窓口負担を変える議論がされておりますね
(→『医療費』)


そして 増大する医療費対策のひとつとして予防医療!
例えばこんな調査結果が

40歳男性の場合
1日1時間未満の歩行時間・・・平均余命 43.4年
1日1時間以上の歩行時間・・・平均余命 44.8年

さらに! 同上調査における生涯医療費の比較(40歳以降にかかる医療費)
1時間未満の歩行時間・・・1,505.6万円
1時間以上の歩行時間・・・1,391.9万円
  (出典:東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野の調査)


さあ、皆さま いかがお感じになられましたか?

あたくし FPとしての観点から学ぶ健康でい続けることの大事さ
あらためて 意識しましたm(_ _)m
やりたいことにお金を使える 健康な生活をベースとしたいものです

2 件のコメント:

  1. genki_take32013/12/09 14:30

    数字にすると、切実さが増しますね。。。
    健康に気をつける行動も、のちのち生活を豊かにする投資なのかもしれませんね。

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    1. take3さん いつもコメントありがとうございます!
      たくさんいただき感謝感謝ですm(_ _)m

      素晴らしいコメントに感動しました!さすがです☆
      どこかで使わせていただきますww

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